その融資案件自体がOKとなるかどうかが、
中小経営者にとって、最大の関心事ですよね。
融資案件の資金使途、返済財源、業績、格付け・・・
ポイントを上げていったら、きりがないほど出てきます。
そんな中でも、借入過大で、
他行借入もある程度あるといった場合、
どこまで他行借入(取引)を伝えたらいいのか。
結論からいうと、全部話してください。
というのも、決算書の借入明細表をみても、
短期借入金と長期借入金それぞれの合計でしか
記載されていないケースは多々あります。
銀行としては、借入銀行、借入期間、当初借入日、金利・・・
すべての明細が知りたいんです。
そうでないと、融資審査に時間がかかってしまいますし、
案件取り上げ自体もできなくなってしまうんですよ。
たとえば、長期借入金が数本あるとします。
それぞれ設備投資あるいは長期運転資金といった名目で借りているはずです。
新規融資案件を取り上げる銀行の既存借入金については、
毎月返済額などすべて把握できます。
しかし、他行借入金については、取引先に聴取するしかないんです。
他行借入金の毎月返済額や金利等の条件をみて、
この企業は、今回長期資金を借りた場合に、
キャッシュフローで返していけるかどうかをまずみたいんです。
最初から返せるはずのない資金を貸すことは、
ある意味罪ですよね?
銀行へ説明するのが面倒であれば、
決算書作成の際、各行の残高証明書をとってあるはずなので、
そのコピーを渡すか、
あるいは、各借入返済明細が銀行から渡されていますので、
それらのコピーを渡したほうが早いでしょう。
また自社で金融機関別借入一覧表を作成していれば、
それでもかまいませんよ。
細部まで銀行に伝えることは、
銀行融資を上手にひきだすコツですよ。



